仕事ときどき女の子

しがない自営業です

Hey my friends

ときどき妄想するんだけど。

フリーランスになって、毎日家かカフェで仕事。
たまにクライアント先に行っておしゃれなオフィスで打ち合わせ。
ときどき株とFXで儲かって、ボーナス的に贅沢できる生活。
いいねいいね~~

どこかに一定の場所に通わない生活をやろうと思えばやれるのが、大人の特権よね。
子供は義務教育を受けに「通学」をしなきゃいけないからねえ。

でもね、これがつらくてつらすぎる。人生最初の試練にしてはハードル高すぎる。

子供の頃は周りの人間全部が正気の沙汰じゃねえとまじで思ってた。
友達も先生も、両親も。
それでもやっていけたのは、自分が周りに合わせることが当たり前だと思ってたから。
周りに合わせてれば傷つかないし。
子供の頃のほうが、だいぶくたびれてたよね。

でもそのつまんない歯車が時々狂うときがある。
友達の出現。

一応学校にいるとさ、スクールカーストに則ってグループみたいなもの出来るじゃない。
わたしも一応、下層のところあたりに属してはいるんだけど、
積極的に誰かに関わろうとはしなかったから、みんなを友達とは思ってなかった。
そんな少女になちゃんの心の鉄壁を溶かしにかかってきた人間が友達になれるのだ(失礼)

地元で唯一の友達だし、むしろ親友だと思う人が一人だけいる。
小学校のとき、クラス替えで友達になってから、
わたしは何度もこの人に傷ついて、何度も救われてる。

一回記事にもしてる。
ninatanpe.hatenablog.com

クラス替えで一緒のクラスになったのだけど、
このクラス替えの前、わたしは女の子何人かにいじめられてたことがあった。
だからもう学校にはうんざりしてた。そんなときに仲良くなった友達。

席替えで席が近くなって、そこから徐々に仲良くなっていった。
あと、何度か席替えしてもいっつも近くの席になるの。
クラスに一組しかない女の子同士が隣になる席を勝ち取ったこともある。
それでよく家にも来るようになって、いつも一人で作ってたホームページ作りとか共有した。
(その子はなぜか初代FOMAのケータイを持ってて、iモードで見れるようなサイトを作ったりした笑)

でも中学になってからは話すこともなくなっちゃった。
お互い思春期だったし、衝突することも多くなって、
ケンカして1年近く話ししなかった。

それから、わたしはかつての小学生時代みたいに、誰とも仲良くしなくなった。
誰かとテキトーに仲良くするのもやめて、学校では常に孤立してた。
休み時間とか、ずっと本読んでるかんじで。

そんな暗い時間を過ごしていたんだけど、
ある日とつぜん、通学路に友達が立ってた。
そしたら話かけてきて、今までいろいろごめんねって言ってきた。
人生でこんなびっくりしたのはじめてってくらい、おったまげた。
好きな子に告白された、くらいの衝撃だった。
本当は、もう暗い日々を過ごさなくていいのかって安堵した。
その日は、ケンカしてた日々を埋めるようにダラダラ話しながら登校して、遅刻して一緒に怒られた。
数少ない青春の1ページだ…

高校になっても、大学にいっても、変わらずいい距離感で遊んでた。
彼氏が出来て、相当なラブラブっぷりをわざわざうちに来て力説しにきた翌日に、
別れたっていってまた家におしかけて号泣してったりとか…笑
楽しい話題をもってきては一緒に突っ込んで大笑いする仲。
ときどきお互いが下向きになると、すっと戻してくれるかんじ。

今は休みが合わなくて遊ぶ機会もないから、
美容師さんになった友達のお店に遊びにいって世間話するかんじ。
元旦に、よく学生のときいったお店でダラダラご飯たべるくらい。
それでも、切れることがない縁なんだよね。
結婚してもこんなかんじでいたいなあ。(2人ともその予定がない)

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下妻物語、映画の中で一番好き。

桃子(深田恭子)と遊んでることに目をつけられて、
暴走族に呼び出されたイチコ(土屋アンナ)が総長に言い放つ台詞。

「ダチなんかじゃねえよ
こいつはよ、桃子はいっつも一人で立ってんだよ
自分が決めたルールだけを信じてよ
群れなきゃ走れねえあんたらとは格が違うんだボケ!
抜けさせてもらうよ あたいも一人になる
アイツみたいに」

昔っから、人生のルールは「人と群れないこと」なのだ。
学生時代はとくにデリケートになってたな。

劇中で桃子はこんなこと言ってて。

「人間は一人なの
一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの
人は一人じゃ生きられないなんて
だったら私は人じゃなくていい ミジンコでいい
寄り添わなきゃ生きられない人間よりもずっとずっと自立してるもの」

この台詞大好きなんだけど笑

わたしが、いろんなこと抱え込んじゃう性格なのも、
裏を返せばこういう考えが色濃い。
誰かに話すことで、共有関係になるのがこわくなるから。

でも、周りの人たちってそんなヤワな人たちじゃない。
話をしても、ちゃんと自立させてくれるというか。
うまくいえないけど。
なんかそんな気がするから、また仕事行けなくなったこともちょいちょい話してる。

下妻物語 スタンダード・エディション [DVD]

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