仕事ときどき女の子

しがない自営業です

優秀なマッチングシステムによってマッチした人と付き合うことになった

暇つぶし程度にしか使ってなかった某マッチングアプリでマッチングした人と付き合うことになったのでそれまでのあれこれを書きたい。覚えているうちにログとして残したい。先に言っておくが、淡々と付き合うまでにあったことを書いているので、どうしたらマッチング出来るか?みたいなことはまったく書いてない。

 

そもそもだ。マッチングアプリは2年前休職してたとき、暇すぎて使ってた。

ninatanpee.hatenablog.com

数人と実際会ったけどそれっきりだったし、変な人もいたからテキトーにメッセージをして退会してを繰り返すだけの、やる気もクソもない感じだった。

いろいろあってパニック障害になってからはやってなかったのだけど、去年の夏頃には元気に外に出れるようになったから、薄ーーーーく再開した。いつもどおりテキトーに趣味が合う人とメッセージをして、たまにモンハン一緒にやったりして、会うことはないまでもまあテキトーに暇つぶしをしてた。

 

ところがどっこい、先月くらいだろうか。彼とマッチングしていつも通りテキトーにメッセージ交換をしていて、普通にモンハンやって、普通にLINEも交換することになって、ここまではよくあるパターンではある。でも、話をすればするほど偏った私の趣味を全部調べ上げているんじゃないかというが如く、いろんなことが一致した。

例えば、私はオカルトなこと大好物なんだけど、彼も大好きでHuluのオカルト系ドキュメンタリー番組を同じく制覇していたし、Huluやプライムビデオで見るアニメや映画もほとんどかぶってた。もう一回言うけど、私らの嗜好はめちゃくちゃ偏っている。オカルト、SF、そのくせ恋愛もののアニメも少し見るし、100話近くある笑ゥせぇるすまんも全部見ていた。ほぅ…これは興味深い…とマッチングシステムを讃えつつも、彼への興味も持ち始めた。

 

今月はじめに会うことになった。19時に駅で待ち合わせした。

これまでの人たちと一線を画すなとは思ったけど、でも正直、そうかんたんに私と気が合う人なんか出会えるわけはなくて、いつも通り1回会って終わるな〜とあまり期待しなかった。

でも私の目の前に登場した人は、雰囲気とか第一声だとかで真面目で話しやすそうな人だなって、そう思った。これまでとは違うかもしれないぞと思った。

話すネタはオカルトの話とゲームの話がほとんどだった。ネタではなく本気でUFOとか宇宙人について議論をするという、本当にまともじゃない話を一見まともそうな青年と終電まですることになった。

その帰り道、来週もご飯行きましょうと誘われてつい舞い上がってしまった。次があるのは初めてだったからだ。その日言われたことや行動を何度も憶測した。反面、とはいえ彼は悪い人じゃないんだろうかとも頭をかすめた。でも名前を検索してある競技で優秀な成績を納めていることを見つけて少し安心したりした。

次の週、ご飯行ってもずっと話が途切れなくて楽しかった。また来週も会いたいなって純粋に思って、来週映画見ませんか?と誘った。二つ返事で行きましょうと言ってくれた。

映画の前日、親友の美容師さんのところに行った。明日デートだからよろしく、と伝えておまかせした。「それ3回目でしょ?」と聞かれてああそうだよと伝えると、「それって告られる日でしょ」と告げられる。えっ、と思ったが世間ではそういうもの、らしい。

急にかしこまってしまって、当日はお腹が痛くて食欲もなくなった。彼がうちの近くまで来てくれて、映画館に向かった。映画はとてもつまらなかった。私達ともうひとりしか客がいないB級映画だった。その映画の話題がひとつも出ないまま、日が暮れた外のベンチで喋ってた。空を見ていたら、明らかにおかしい動きをしてる物体を見つけて、あれ変な動きですね、と言っているうちにいきなり光が消えた。これはUFOですねまじで、なんて笑いあった。(でもこれは真面目に未確認飛行物体だと思う)

夜空がきれいで星よく見えたからと、この辺でよく星が見えるところに行きましょうという感じになった。どこかいい場所知りませんか?と言われて、何を思ったか家に来ませんか?と口走った。あれ??私は何を言ってるんだろう???そんなつもりは1mmもなかったんだが???と自分で言っておいて混乱し、でももう引くわけにもいかず、うちでのバルコニーで星を眺めたあと、ご飯を食べることにした。

プライムビデオでXファイルシーズン1を見ながら宅配ピザを取って食べた。ただただ楽しくXファイルを見ていた。…ところに、急にぐいっと体を寄せられて「俺になちゃんのことめちゃくちゃ大好き。付き合って下さい。」と告げられ、親友の予測通りの展開となった。が、なぜ予測していたのにそうなったのか、不慣れな私は「えっ???」「それって本当???」「もしかして嘘???」とよくわからない言葉を何度も言い、彼の言葉を体に順応させるのに挙動不審になってしまった。彼はただ笑って見てた。

落ち着いてから返事をして、付き合うことになった。

 

でも、ここまで会って3回目で、今まで薄暗いお店でご飯をしたくらいだったし彼の顔すらよく把握してない(?)と思う。彼も同じで、私の顔を完全には識別していないんじゃないだろうか…

というわけで、「数年ぶり3人目の彼氏」が出来て、毎日浮ついてしまっている。仕事への依存度が落ち始めたことは、いいことであって欲しい。自分の趣味を隠さず、むしろ一緒に楽しんでくれる彼氏がいるの、純粋に嬉しいし楽しい。ふふふ。