結婚…?
…の話がぼちぼち出る。結婚したい一緒に住みたい、と彼氏に言われる。世間では普通、彼女側が彼氏側を揺さぶるものなんだろうけど、私は逆だ。 彼氏の両親も急かし気味である。そして、異業種の私が彼の会社を手伝えるのかと心配しているくらいだ。彼氏の会社は同族経営。次期社長。彼が社長になったら私も役員になるだろう。
当の私は、正直何も考えてない。何も、というわけではないけれど、例えば私が毎日彼氏のために朝からおにぎりを握ったり弁当を作る、みたいな想像が出来ない。私が誰かのために貢献するなんて、とてもじゃないが想像出来ない。彼はきっとどんな場面も味方になってくれるだろうけど、めんどうなことが出来たときに逃げられない。私が一番苦手なやつだ。とにもかくにも、何も想像が出来ないのだ。
両親世代に共通することは、0が100かでしか物事を進めたり捉えることしか出来ないということだ。専業主婦になる、会社の役員になる、嫁に入る…となったらその言葉に従ってそれに人生を捧げる想像しか、彼らは出来ない。 人生、何足わらじを履いたっていいわけで、大人なんて自由に生きていいわけで。仕事の割合はフリーランスと会社役員と半々だっていいし、朝と夜だけは主婦として家事をこなせばいい。でも彼らは理解出来ない。覚悟がないとか、そういう言葉で片付けられそうだ。
昔から婿を取れと言われて育ってきた。女2人の家系では、父方母方の相続は私と妹に分配される。付き合う男が長男だとがっかりされた。そして今もがっかりされている。私が嫁に入ると言ったら、なんと言い返すだろう。あまり想像したくない。
要するに結婚とは当事者以外のためにするものだ、という認識は、結婚適齢期なんて言われる今日までずっと離れられない。一緒に居たり住んだりするだけなら、わざわざ結婚という契約をしなくたっていいわけで、両親や(もしかしたら)生まれてくる子供のために書面にし届け出るものなんだろうと思う。
友達は最近、結婚したい、結婚すれば幸せになる、とよく言う。私はまったくそうは思わないけど、友達は将来の旦那さんと幸せになる想像が出来ている側の人間であることに、少し羨ましさを感じている。彼氏はとてもいい人で、気が遣えるし鍋に入っている野菜のアクを取れるような人間だ。生活の中で私を悩ませる行動はほとんどしないだろう(とてもヤキモチ焼きなところだけが玉に瑕)。それでも結婚というボスが間に割って入ってくると、途端に目を背けたくなるのだ。
でもこのビッグウェーブに乗っかるように、流れに身を任せるように結婚するんだろう。めんどくさいことをめんどくせぇなぁとかお互いに言いながら結婚するんだろう。プロポーズされたら、私は嬉しく思うんだろうか。それとも、「婚約指輪はいらないからいい部屋を借りる資金にしよう。結婚指輪も高いものより誰ともかぶらないところのを買おう。」と感動の場面をぶっ壊し、冷静に伝えるんだろうか。彼だけを見ていればいい結婚なら喜ばしいが、それ以外のことがネガティブ思考の渦である。
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この人生は夢だらけ
昨日やっと生きられるだけの金が入ってくる仕事にありつけた。
恨み節満載の記事の下書きがあって、それをあやうく公開するところだった。その前に仕事が決まってほっとしている。この一ヶ月、応募しても無視されたりリモート?ふざけんな的なことを言われたり仕事を任せたいと言われたっきり音信不通になったり、疲れることばっかりだった。朝起きてちょっと泣きそうになるような毎日だったけど、決まるときはすんなり二つ返事で決まるもんだ。
とはいえ、時給は普段よりずっと低いし、理想郷にたどり着くにはまだまだである。だが、まだ駆け出しフリーランスである。少しずつ歩んでいこうじゃないか。
人生プラマイゼロ。常にそう頭の中に描いている。それにどん底でも、結果的に時と共にどうにでもなる。社会人になってから手にしたものを、数年前から少しずつ手放していった結果、今の自分になった。逆に抱え込んで抱え込んで今の自分になっていたら、もっと悲惨な今だったのかもしれない。
まさか自分がフリーランスになるとは思ってもなかった。いろいろ抱えていた頃の自分にとって、フリーランスは理想郷でもあったし、会社というブランドや役職なんかを捨てきった自分でもある。よくも悪くもない。
でも、今はこれでいいと思ってる。仕事は楽しみたいけど自分の30%くらいを使って行うもので、それ以外は彼氏や趣味と向き合う生活。それでいい。貯金が尽きても、今日食うものに困っても、生きていれば彼氏に会えるしゲームは楽しい。 残るのはそれだけだ。
不安との戦い
毎日自己嫌悪と後悔と恨みが交差して疲れる。 それでもわたしゃ食って行かねばならん。契約終了まで細々とあの会社に関わらなきゃいけない。めんどくせえ。どんどん気持ちが沈んでいく。ただ生きたいだけなのに。 週10時間の仕事だけしかない。他の仕事は断られたり連絡なかったり、どう考えてもマイナスの波に乗っかってる。貯金を食いつぶすか。借りてるMacBookを返すからMacBook買い直して痛手な貯金口座を目の前にして、青ざめていく。 それでも。わたしは生きて行かなきゃならない。それも正気を保ったままだ。難易度が高すぎる。 彼氏に冗談で「いざとなったら養ってあげるよ」と言われた。その言葉に寄っ掛かったところでわたしは納得しないし、むしろ余計自分を許せなくなる。あーあ、もっと楽な方向に転がり続けても何も考えずに済む脳になってほしい。
「発言を水に流すか辞めろ」
というほぼ恫喝な選択を迫られたのでさっさと辞意を表した。
「こんなに頑張ってるのに言われたくない」「他のメンバーが稼いできたお金をあなたにあげたくない」「これまでわがままを聞いてきただろ」「Twitterのあの発言が僕を怒らせた」とこれまでのいやだったことを挙げて一通り無責任な言葉を羅列してきたので、呆れて物を申せなかった。
私が辞めることで問題解決できたと思っているなら情けないし、問題を解決する気がないならそれもまた情けない人だなという気持ちでいっぱいだ。
怒鳴り散らしてしまったことは申し訳ないと思うが、それは信頼の上で強く出てしまった背景がある。が、相手の逆鱗に触れてしまった以上このやり方は間違っていたんだろう。反省はしているが、言った内容については間違っているとは思わない。
それ以上に、惰性で行っていた仕事に蹴りをつけられてよかった。また仕事を探さなくてはならないが、この負の波に飲み込まれないように生きていきたい。それだけだな。
社長を怒鳴り散らした夜
昨日、社長を怒鳴り散らした。
数ヶ月ぶりに1on1をしたと思ったら、異様なほどの楽観的な話ばかり共有してきてイライラしていたんだけど、ある言葉を言われた拍子にプッツンと糸が切れて、怒鳴り散らしてしまった。
怒鳴り散らすなど、人生で経験がないのだが、あの電話があまりにも社長の甘ったれた自己主張の嵐で、それに嫌気が指していて、私の悩みの火種に油を並々と注いできたようだった。
会社を辞めてフリーランスになって、やりたくない仕事はやらなくなったが、この会社での私の仕事の状況はひどいもんだ。
- ほぼディレクターだけが一人稼働
- 社長から目標やビジョンの共有はなし
- 売上目標を自分で立てる。共有しても誰からのアドバイスもない。
- エンジニアやデザイナーを動かす優先度は最低
- エンジニアに何か共有しても反応がないもしくはダメ出しだけで終わるチームワーク
これでどうサービスを動かして、売上を立てていけばいいのかわからない。
昨日の電話で社長が言っていたのは、ずっと話をしようと思っていたけど他の案件が立て込んでて出来なかったこと、フルコミットを約束していたデザイナーを他の案件に投入したこと、ろくに動いていないこの案件で実現したい世界観。私はツッコミを一切いれずに頷いていた。
昨日私がキレるきっかけになった言葉が、「他の案件優先だけど、こっちも売上立つようにがんばりましょう。」だった。
「がんばる?売上立てる?誰がどうやって売上立てるんすか?目標立てて動かしてるのは私なんですけど?放置しておいて何なんですか?」
から始まって、自分でも引くくらい言葉が出るわ出るわで、まじで引いた。
- 一人で孤独に仕事して誰も協力してくれない体制作っておいて何言ってんすか?
- 1日5時間仕事するだけで苦痛で仕方ないですよ
- 正社員辞めた理由はフリーランスしたいからだけじゃないのわかってますか?
- どうせこのサービスは優先度最低ですよね?私と話すこと自体も優先度最低ですよね?
- 明日からも私のやれることだけをやって回していきますよ
覚えている限りこんなことを言った。そして社長は一言も発さず絶句しているようで、耐えかねてもう切りますと言って切ってしまった。
やってしまった感を抱えながらシャワーを浴びて、彼氏にLINEで話を共有して、ゲームをやってもろくなスコアを出せず、うとうとしながら彼氏からかかってきた電話に出て、でも何を話したかもまったく思い出せず、ぐったり寝てしまった。
朝起きてTwitterを覗いたら、社長は普通に楽しくTwitterをしていて、もうこの会社のことで悩むのめんどくさいなと思いましたまる
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会社を9ヶ月で辞める
今日会社辞めた。
我ながらちょっとおかしいと思う。会社って、そんな簡単に辞めるもんなんだっけ?「脈なしの好きな子に明日告白する」くらいのそこそこな高さのハードルしか持ち合わせてない。
とにかく私は来月からフリーランスなわけで、仕事だって今やってる業務は引き続きやる。
会社の指示でやりたくないことを無理やりやる状態から抜け出すだけ。保険を自分で払うようになるだけ。時間の拘束がなくなるだけ。ただそれだけだ。別に大したことじゃない。
大事なのは、自分の意思でやりたくないことをやらないと言えて実行出来ることだ。そして、もっと大事なのは、私の心身のバランスが崩れることだ。これを守るためなら、なんだってする。なんだってした結果、会社を辞めるのだ。何らおかしいことじゃない。
この記事を書いたあと一週間もしないで辞めることを告げた。
振り返るとなかばむしゃくしゃしていたのかもしれない。あー、もうこの会社に何も期待できないや、やーめぴ!それくらいのノリだ。将来いつ働けなくなるかなんてわからないし、私の場合爆弾を何個も抱えつつ社会生活に溶け込めているわけだし、たった9ヶ月しかこの会社で働いてないけど、見切りをつけたらさっさと辞めるに限るのだ。
それに一番大きいのは、もっと自由になりたかった。8時間働かなきゃいけないというのも、やりたくない・出来ない仕事をやらなきゃいけないのも、心底嫌だった。他責にすることもいやだった。私は私の責任だけで動きたい、そう思ったのも大きい要因だった。
2年前、まだ派遣をしていたとき、こういうリモートワークやフリーランスな働き方を夢見ていたけど、自分には遠い世界だと思っていた。
サボってサンマルクカフェでボケーっとしていたときに、PCを開いて作業をしているフリーランスっぽい人を見ては、そっち側の人間になりたいと指を加えて見ていた。到底自分には手の届かない世界だと思いこんでいた。
が、今はまさにそういう仕事の仕方をしようとしている。1日6時間働けば普通の暮らしが出来るような仕事をしようとしている。素晴らしいことではないか。会社員であることへ固執するより、そこそこ働いて普通に生活出来る方法を模索する方が、私には合っていたことが証明された。
正直、やりたくないことをやる義務がなくなるだけで、この会社とはこれからも仕事をする。生活がガラッと変わるとか、食いっぱぐれるようなこともない。
だからこそ、会社を辞めるなんて本当に大したイベントではなかった。自分お疲れした。
いつも通り会社辞めたい欲に支配され始めてる
転職を何度してきただろう。この会社ムリと、何度思って、何度実行に移しただろう。私は、精神的なものも性格的なものも含めて、本当に仕事が続かない。
彼氏が出来て毎日本当に楽しいのだけど、それを上書きする勢いで会社への絶望感が溜まりに溜まっている。仕事を楽しくやりたいという純粋な思いを行動に移そうとしても、それを上回る勢いで「どうでもいい」気持ちが身体中巡るし、「どうせやっても誰も反応しない」と未来を想像すると、とてもじゃないけどやってられない。
リモートワークは孤独だし、ディレクター職も孤独だ。誰も助けてくれないし、エンジニアチームは平気で個人に複数人でダメ出しをする。提案ではなく、いかに私のやったことがダメかだけを共有する。何がどうだめかはよくわかったから、どうしてほしいか言ってください、これを何度言っても返事はない。こっちの質問にはまたダメ出しで返してくる。
流石につらい。エンジニアだけで案件が回るならそうしてくれ。私の役割なんて、話のできるエンジニアさえいれば必要ないのだから。
振られる受託案件もひどい状態だ。元々受託はやらない前提だったのに、最近はやらされるのが普通になった。しかも毎度誰かに尻拭いばかり自分に回ってくる。いわゆる炎上案件の状態になってから自分が担当になる。あるときは、元いるディレクターが案件をまとめられなくて先方激おこ状態で、ろくに案件の共有もされずに蓋を開けたら理不尽なことばかりは横行している始末。今の案件も前のディレクターが急遽仕事ができなくなり、リリース日から逆算すると既に間に合わない状態で1から作ることになった。もちろんろくに案件の共有はない。
社内でミーティングをしてもどの案件をやろうがだいたいこの流れに飲み込まれて、エンジニアは殿様商売かよ、という印象を抱きながらしか仕事が出来なくなっている。チームで動いているのだから、ダメ出しだけで終わっても先に進めない。先に進むには、一人で問題を解決するしかない。そういう構図が社内に出来上がっている。
ある案件を動かして、チームのみんなに説明して感想を求めたら1分間沈黙してしまった。私の伝え方が悪かったのか、でも一言もなんの反応もないのは流石につらかった。わからないなら何がわからないのか言ってほしいし、あとで考えたいならそう言ってくれればいい。沈黙はつらい。
モチベーションという言葉が今年に入った頃から虫の息である。力を入れていた自社サービスの運営も、ロードマップを作ればダメ出しをされ、成果を共有しようが無反応、何をどうしようがエンジニアチームも私も納得するものを見つけられない。自分だけの頑張りではもうどうしようもないところに行き着いてしまった。
もう疲れた。どうすればチームが円滑に進むのか頑張って行動してみたけど、もう一人じゃ戦いを続けられないと気づいた。社長に相談しても解決に結びつけるためにどうしたらいいかもよくわからなくなってしまった。
結局、誰と仕事をしても一人で戦わなければいけない状況にほとほと疲れてしまった。チームに味方はいないと、そう気付いてから会社というチームで仕事をする意味がなくなってしまった。フリーランスのように、部外者として今の仕事をするならまだしも、会社はチームだ。チームメンバーは味方のはずだ。でもそうじゃなかった。みんな敵だ。
経験上、会社を辞めたいという思いに支配されて、やっぱり辞めないしよってなることがない。
リモートワークは素晴らしい働き方だしこれからも続けたいけど、チームの一員という立ち位置でこの働き方をするのは無理だということを学んだ。フリーランスで、完全に「会社の部外者」として加わるなら、変な期待もしないしストイックに業務を遂行するだけで自分は満たされるのかもしれない。
でもやってみないと本当のところなんてわかんないよね。私の場合、人や仕事内容が嫌なことだと過度なストレスがかかるから、仕事を選べる状態にしておかないと逃げ場がなくなる(と思い込んでしまう)。それをコントロールしないことには生活の豊かさは手に入らないんじゃないかと考えてる。つまり、仕事を振られたら断れない会社員を続けるのが正しいことなのか、ということには常に疑問を抱いている。
ネット界隈で出回った大坂なおみ選手の 「やりたくないことやってる暇はねえ」という画像があって、ホントその通りだよなって思う。
あと一ヶ月もしないで30歳になるのだけど、20代最後のこの瞬間は二度とやってこないのに、嫌な思いでいっぱいになってるなんてやるせなさすぎる。人生、この瞬間が一番若いんだし、どうせ年食ったら体力が底をつくだろうから、今やりたいことやっておきたい気持ちがとても強い。